ザクロジュースの効能と認知症
2020/04/24
スーパーフードとして食べられているザクロは、昔から生薬としても使われるほど、栄養豊富な食材です。
含まれる栄養素はザクロジュースになっても変わらず、手軽に摂取できます。
ザクロの栄養素はビタミン、クエン酸、ポリフェノールやアントシアニンなど様々ですが、抗酸化作用が強く美容や健康に寄与するものが多く、手軽に口にできるのに高い効果が期待できます。
アンチエイジングや不妊治療者にも効果が見られると言われるザクロの成分は、認知症の進行を遅らせるという実験結果も出ています。
公に発表されている検証の一つに、アルツハイマー症を発症するマウスに、ザクロジュースを飲ませる実験を行ったところ、脳細胞を殺して、アルツハイマー病を発症するアミロイドβたんぱくの脳細胞への定着率が減ったというものがあります。
認知症による記憶障害は、脳細胞の死滅によって!脳が萎縮してしまい、段々と進行する為、ただの物忘れとは違います。
脳の健康を保って、認知症自体を発症しないことがベストですが、ザクロジュースには認知症の発症後でも脳細胞を守ることで、その進行を遅らせる効能が期待できるのです。
人間を対象にした、ザクロジュースを飲むグループと飲まないグループの比較実験においても、脳機能の活性化や、視空間認知の改善が見られるとのことです。
この比較実験では、毎日コップ1杯程度のザクロジュースを1年間飲んだ場合を比べています。
ザクロジュースの効能が、必ず記憶力の向上をもたらすと言えるわけではなりませんが、高い抗酸化作用による血流の改善が、全身を健常に保つことに繋がり、脳の血流をも促進していると見ることができるでしょう。
血流の改善は、血管年齢を下げますので、動脈硬化予防や脳梗塞といった病気の予防にも繋がります。
一度発症してしまうと大変な病気であり、治療にも時間がかかる病気ばかりです。
それらに比べればザクロジュースを飲む食生活は安価で取り入れることができる手軽な習慣です。